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熊本豪雨1年で追悼式=コロナ禍で分散開催―人吉市など (2021年7月4日)

エキサイトニュース  人吉市の追悼式には約20人の遺族らが参列。全員で犠牲者に黙とうをささげた後、松岡隼人市長が「希望ある人吉市を創り上げるため、一丸となって町の再建に取り組んでいく」、蒲島郁夫知事が「誰一人取り残さないという強い思いを胸に、被災地の創造的復興と被災地の心の復興に取り組むことを誓う」と式辞を述べた。  続いて、父の西橋欽一さん=当時(85)=と、母の恵美子さん=当時(82)=が人吉市の自宅で亡くなった西村直美さん(52)=北九州市=が遺族代表として「人間は弱く、自然災害に打ち勝つことは大変難しいが、人間には困難を乗り越え、よりよく生きようとする強さと気高さがあるということを伝えていきたい」と追悼の言葉を読み上げた。  追悼式は被災地の住民から�

「生きていてほしかった」 遺族代表の女性、両親へ思い―熊本豪雨1年:時事ドットコム

 あの日の朝、テレビをつけた直美さんの目に、濁流が押し寄せた人吉市の映像が飛び込んできた。慌てて実家に何度も電話をかけたが、つながらなかった。水が引いた翌日の朝、連絡が取れた近所の家に住む女性から「おじちゃんとおばちゃん、おんなさった…」と両親が見つかったことを伝えられた。両親は、1階のリビングで寄り添うように亡くなっていた。  被災して泥にまみれた実家は4月上旬に解体され、「いろいろな思い出がよみがえって悲しかった」と直美さん。今後、実家と同じ場所に家族がもう一度集える温かい家を建てたいと語る。「両親がいてくれる気がするから」という。  北九州市で小学校の校長をしている直美さんは「命さえあれば未来は開ける。子供たちに二度と同じ悲しみをさせたくない。だから�

「生きていてほしかった」=遺族代表の女性、両親へ思い―熊本豪雨1年 (2021年7月4日)

エキサイトニュース  熊本県人吉市で4日開かれた熊本豪雨の犠牲者追悼式で遺族代表の言葉を述べた西村直美さん(52)=北九州市=は「両親にはいろいろなことをしてあげたかった。命さえあれば…。生きていてほしかった」と、1年前に亡くなった両親への思いを言葉にした。  直美さんは、脳梗塞を患っていた父、西橋欽一さん=当時(85)=と、認知症の母、恵美子さん=当時(82)=を心配し、妹と交代しながら定期的に人吉市下林町の実家の様子を見に帰っていた。前週に妹が実家に帰り、あの日は直美さんが帰る約束をしており、前日夜、両親からは「直美、あんた帰ってこんのね」と電話があった。「父も母も待っていたんだと思う」と直美さんは涙ながらに話す。  あの日の朝、テレビをつけた�

九州豪雨1年 コロナで分散追悼式「悲劇繰り返されぬよう」

九州豪雨1年 コロナで分散追悼式「悲劇繰り返されぬよう」
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爪痕残る被災地に鎮魂のサイレン 熊本豪雨1年、各地で追悼行事

爪痕残る被災地に鎮魂のサイレン 熊本豪雨1年、各地で追悼行事
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