「やり切った」　伊那北高準Ｖ　全国総文祭将棋部門の女子団体戦 | 信毎web

　伊那市の伊那北高校将棋部が１日、和歌山県で開かれた全国高校総合文化祭の将棋部門（全国高校将棋選手権大会）女子団体戦で準優勝した。かつて８連覇したこともある同部だが、近年は上位から遠ざかっていたというだけに、主将で３年の松沢咲さん（１７）＝伊那市＝は「決勝戦で負けて悔しかったが、みんなでやり切ったという思い」と充実した様子で振り返った。
　チームは他に３年生の中瀬香月奈(かづな)さん、１年生の高山日那さん。５月の県大会で優勝し出場。３２校が参加した総文祭は予選４戦中３戦を全勝で通過。決勝トーナメント決勝戦で、惜しくも愛媛県松山東高校に敗れた。
　顧問の安達隆太教諭によると、伊那北高将棋部は女子団体戦で１９９０～９７年に優勝を重ねた。これまでで最後の優勝は２０００年。１９年は５位に入賞している。
　松沢さんは小学２年生から将棋を始め、高学年から将棋教室で腕を磨いてきた。新型コロナ対策の時間短縮で今大会は持ち時間が例年より短く、早指しの練習をして臨み、自身としてこれまでで一番の成績となった。「やめたくなったときもあったけれど、将棋を続けてよかった。これからも趣味として続けたい」と喜びを語った。
団体準優勝の（右から）中瀬さん、松沢さん、高山さんと、個人戦出場の２年唐沢優佳さん

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