――13歳になる愛犬の名前も「アンパンマン」に登場するキャラクターからとった「メロンパンナ」。
――どうしてそんなに「アンパンマン」が好きになったんですか?
テーマ曲の「アンパンマンのマーチ」(作詞:やなせたかし)もまさにそうですよね。「♪何がきみの幸せ 何をして喜ぶ」。ちょっと元気がない時に歌詞を思い返すと、ほろっと涙が出そうになるくらい。アニメーションもすごくかわいいですし、当たり前のように好きな作品です。「アンパンマン」の図鑑を持っているのですが、ものすごい数のキャラクターがいるので、ずっと見ていても飽きないんです。
――好きなキャラクターは?
――フワリーちゃんはどんなキャラクターなんですか?
――アフレコはいかがでしたか? 声の仕事は、劇場版『豆腐小僧』(2011年)、『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズ(10年/16年)に続いて、4作目となりますが…。
【深田】念願の「アンパンマン」だったのですが、いざ収録となると、自分も長年見てきて、完璧に作り上げられている「アンパンマン」の世界に自分がちゃんと入っていけるだろうか、と心配になりましました。フワリーちゃんの赤ちゃんの時期はどれくらい“赤ちゃん感”を出せばいいのかも試行錯誤でしたね。現場で、監督からアドバイスをいただきながら、正解もよくわからない中、精一杯やらせていただきました。とにかく「アンパンマン」の世界にいられることが幸せでした。
――実写のお芝居でも、声は重要な要素ですよね。
――きょうの衣装もピンクですが、フワリーちゃんもピンク色のキャラクターで、深田さんにぴったりだと思います。
【深田】ありがとうございます! 確かに今日は、フワリーちゃんに合わせてピンクにしましたが、普段からピンクは好きですね。薄く淡いピンクから濃くビビットなピンクまでどれも好きです。
実は、一時期、ピンクとか、かわいいもの断ちをしたことがあったんです。年齢的にもうピンクコーデは恥ずかしいんじゃないか、とか、いろいろ思って。そんな時に、舞台『100万回生きたねこ』(15年)に出演することになりました。とてもかわいらしい絵本をミュージカルにした作品だったのですが、そのお仕事を通じて、かわいいものはかわいい、それでいいんだ、と思い直したんです。それからは迷いなく、ピンク! 自分の好きなものを貫いた先に、大好きな「アンパンマン」でフワリーちゃんと出会えたことが本当にうれしいです。
――自分の好きなものは好きを貫く、深田さんの筋の通った一面を知ることができて光栄です。ほかにも貫いていることはありますか?
――フワリーちゃんのぬいぐるみも、深田さんのぬいぐるみコレクションの一つだったんですね。
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