【深刻】赤ちゃ

【深刻】赤ちゃん死亡・・・コロナ感染妊婦、受け入れ先みつからず自宅で出産

 全国で新型コロナの感染急拡大が続くなか、妊婦をめぐる深刻な問題が起きています。千葉県ではコロナに感染した妊婦の受け入れ先の病院が見つからないまま自宅で出産し、赤ちゃんが死亡しました。井上貴博キャスター: 今回のケースで今分かっていることを時系列でまとめます。場所は千葉県柏市です。30代の女性で、妊娠29週でした。8月9日に発症し、11日に検査して陽性と判明しました。発熱、呼吸が苦しいなどの症状があり、自宅で療養を続けていました。 17日の午前9時ごろ、健康観察で女性が前日から腹部に張りがあると訴えました。それを受けて保健所は入院先を探しますが、見つかりませんでした。午後に入って、女性から「出血があり、これは陣痛ではないですか」と電話が入ります。それを受けて入院先をずっと探しているんですがなかなか見つからない。夕方に入って午後5時36分、女性が自宅で出産。救急車が到着したのは午後5時半でした。赤ちゃんはそのときは既に心肺停止状態、午後6時すぎ、病院で赤ちゃんの死亡が確認されました。 このように妊婦の方の入院の受け入れが難しいという部分について、あおばウィメンズホスピタルの阿部孝彦院長に話を伺っています。感染症対策のために、手術室、分べん室、入院する病床をすべて確保することが必要である。それだけの余裕が病院側に必要だということです。生まれた赤ちゃんはすぐに隔離が必要になる。早産の場合はICUに隔離ということになる。このような前提を考えると、すぐに受け入れられる病院はほとんどないのが現状であるというお話でした。 19日、加藤官房長官は「各都道府県に対して、改めて妊産婦などの搬送・入院体制の確保について具体的な対応を求めていく」と発言しました。 それでは、妊婦の方に対するワクチン接種はどう考えるべきなのでしょうか。新たな動きです。これまで妊娠12週までの方は、ワクチン接種を避けた方がいい、データがあまりない、と言われていました。しかし、14日に日本産科婦人科学会などから、「時期を問わずワクチン接種を推奨する」という文章が発表されました。副反応に関しては、一般の方と大差はありません。そして、データを分析しますと、流産・早産などの頻度も、ワクチンを打っていない妊婦とほぼ同じ水準である、そういったところから、妊娠の時期を問わず、ワクチン接種を進めてください、とのことです。 ホラン千秋キャスター: 萩谷さん、こう言われてもやはり心配という方は一定数いると思うんですが、赤ちゃんや自分を守るためにワクチン接種を進めておく方がいいかもしれません。 萩谷麻衣子弁護士: このような痛ましいことは起きてはいけないと思います。私が出産するときでも、婦人科はあるけど産科はないというように、産科がどんどん減っていて、さらにそれが進んでいると思うんですね。妊婦さんや胎児に何かあった場合にまちのクリニックでは対応できないということも多くて、そうなると通常でも大病院に行かなければなりません。コロナ禍の今はコロナ対応もできる病院に行かなければならないとなると、そのような病院は自治体でも限られてると思います。したがって、一つの自治体でできることではないので、ここは国が音頭を取って自治体をこえて調整できるような仕組みを作らなければいけません。 また、先ほど産婦人科の先生とお話しした時に、8月の半ばにアメリカの疾病対策センター(CDC)が、「妊婦はコロナで重症化しやすいのでワクチンを打つことを推奨する」ということを発表して、それで日本の産科婦人科学会でも推奨するということになり、産婦人科の医師としてワクチンを打つようにと勧められることができるようになってよかった、とおっしゃっていました。ですので、先生とよく相談して、できる限りワクチンを打った方がいいなと思います。 ホランキャスター: 谷口さん、新型コロナウイルスに感染した妊婦さんは、入院しなくてはならないという場合、感染していない妊婦の方に比べて、より大変なんでしょうか。 谷口清州医師(政府の諮問委員会メンバー): 妊婦さん、特に妊娠第3期の妊婦さんは重症化するリスクが高いです。胎児に感染することは極めて少ない、0%台ぐらいですけれども、妊娠の合併症というのは、感染していない人に比べたら増えます。ゆえに、妊婦さんにもワクチンの接種が勧められるわけです。 ホランキャスター: 時期を問わず打った方がいいと言われていますが、それでも心配だという妊婦さんに対しては、いつ打つのが適切だと思われますか。 谷口医師: アメリカのCDCも言っていますが、元々このメッセンジャーRNAワクチンというのは、動物実験によると、打った部位とその所属リンパ節以外ではシグナルが検出できないんです。つまり他の所にはこのワクチンは行っていないんです。こういう理論的な背景から、アメリカは当初から妊婦さんにも接種をしていました。その結果として今、安全性が分かってきて、接種を勧奨できるようになったわけですね。つまりこの理論的な背景もきちっと理解していただければ、アメリカの言うように時期を問わず打てる、ということになるわけです。 ホランキャスター: 出産後、授乳中でも大丈夫なんでしょうか。 谷口医師: 授乳中は全く問題ありません。 井上キャスター: また、日本産科婦人科学会の発表によると、妊婦さんはもちろんですが、夫やパートナーからの感染が8割を占めるので、パートナーもぜひ打ってくださいとのことです。 それから、谷口先生からの話にもありましたが、妊娠中、特に妊娠後期に妊婦さんが感染するとなぜ重症化しやすいのかについて、もう少し詳しく聞かせてください。 谷口医師: 妊婦さん自体が、一般的に免疫抑制状態にある。あるいは、体の中の循環血漿量が増えている。感染症に対して防御することについて極めて不利な状況にあるわけです。そこにウイルスが入ることにより重症化しやすいと考えていただければよいと思います。 井上キャスター: そして、飲める薬も限られるので、ワクチンが有効だというふうに考えていいですか。 谷口医師: ワクチンが最大の防御だと思います。今申し上げたように、ワクチンは接種部位とそのリンパ節以外には行っていない、ということをもう一度お考えいただければと思います。

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