エンゲル係数と

エンゲル係数とは?伝統的な指標と日本人の生活水準の関係を考える


 日本のエンゲル係数は、第2次世界大戦後の60%前後から下がり続け、2005年ごろに22.9%となった。その後はやや上昇に転じ、現在は25%台を推移している。しかしこのエンゲル係数の動きが、実際の日本人の生活水準を示しているか、疑問の声もある。
 この記事ではエンゲル係数を中心に、日本人の家計に関する話題を過去記事から紹介する。
 かつては「60歳定年」が当たり前で、リタイアする人が多かったが、現在は、60歳を過ぎても働くことが増えている。背景にあるのが「収入が増えない上に消費支出がピークとなる」50代の現状だ。
 2017年の「家計調査報告」(総務省統計局)によると、日本人の生活を維持するために必要な「消費支出」は平均28万3027円で、そのうち「食料」が7万2866円を占める。つまりエンゲル係数は25.7%だ。ほかにも交通・通信費、被服及び履物費、教養娯楽費などが消費支出の上位を占め、食費以外の費用をどれだけ減らせるかが、最低限の生活水準を維持するカギとなる。
 50代は多くの場合、「子供が大学に進学する」時期と重なるが、収入は40代と大きく変わらず、消費支出だけが増えることもある。結果として60歳を過ぎても「生活を維持するために」働く必要が出てくる。このように、現代日本の生活水準は必ずしもエンゲル係数と連動しているとは言えない。

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