「リスタート」

「リスタート」でメガホンの品川ヒロシさんにとって映画監督の醍醐味とは?|日刊ゲンダイDIGITAL


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 今度の映画「リスタート」はクラウドファンディングでお金を集めました。これはSDGs(持続可能な開発目標)推進プロジェクトで、北海道の下川町と僕が所属する吉本興業による映画です。「品川、撮ってみろ」と話があったので僕は喜んで「撮らせてもらえるんだ、ぜひ、やります」と答えました。それで、クラウドファンディングか、そうか、下川町と吉本がお金を集めるんだと思ったら、違うじゃないですか。「えっ! 俺がクラウドファンディングするの?」と複雑な気持ちになりました。思わず「話が違くないですか」って(笑い)。
 でも、芸人仲間がみんなクラウドファンディングに参加してくれた。キングコング西野(亮廣)や庄司(智春)、ダイノジ大地(洋輔)さん、ブラマヨの小杉(竜一)さん、シャンプーハットのてつじさん、東京ダイナマイトの松田(大輔)……、次々と。庄司は内緒で、「監督とツーショット写真を撮れる権」に支援してくれて。それから一般の方や主役のEMILYの相手役SWAY(DOBERMAN INFINITY/劇団EXILE)も参加してくれたのに触発され、ギャラは安いのに演者の人も1万円という感じで。もちろん僕も参加しました。
 目標は500万円でしたが、結局、950万円集まりました。目標達成率は約200%。1000万円を超えるとまたポンと増えるというんですけど、いかないのが僕っぽいかな(笑い)。
■あの“ストレスからの解放”を味わうと…
 監督は7本目になります。映画はお笑いでデビューする前から好きでした。例えば、漫才でツッコミの人は売れたらスポーツ番組のキャスターをやりたいとか、人によっては小説を書きたいとかあるけど、僕はお笑いで成功したら、映画を撮りたいなと思っていたくらいです。
 2008年に「ドロップ」を撮りましたが、監督デビューは03年に撮った「two shot」という20分のショートムービーです。最初は30分のつもりで作っていました。ところが、途中で「20分に削れ」と言われて編集し直しました。30分の映画を20分にするのは結構大変で、10分削る作業に苦労しました。何日もかかりました。でも、できあがって試写会で上映したら、すごく褒めてもらえた。それがうれしかったですね。その時に監督はもうやめられないと一発で思いました。
 一言でいえば、ストレスからの解放です。無精ひげを伸ばしながら、脚本を書いたり、撮影したり、編集したりしている時ってストレスだらけじゃないですか。でも、完成したら髪を整えて、キレイな服を着て取材を受け、みんなの前で舞台挨拶をする。汚いところから一気に華やかな世界にパンと飛び出していく感じ。そしてみんなに見てもらって感想を聞く。それがたまらない。その瞬間のためにやっているようなものです。

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