内堀知事は、集中対策を実施する福島市の木幡浩市長、郡山市の品川萬里市長、いわき市の清水敏男市長とオンラインで会談し、まん延防止等重点措置の必要性について協議した。内堀知事は「できれば県独自の集中対策で感染拡大を抑えたい」とする一方、「状況は予断を許さず、問題があった時には即座に対応できるよう準備を進めることも大切だ。県として政府と協議を精力的に進めていきたい」と述べた。
県内の感染確認は延べ5672人。県は31日、郡山市に加え福島、いわき両市でも集中対策を開始し、酒類を提供する飲食店などに営業時間の短縮、市民には不要不急の外出自粛への協力を求める。南相馬市は31日で終了する。
いわき市23人、郡山市20人感染
29日に県内で陽性判明した87人の内訳は、いわき市23人、郡山市20人、福島市19人、会津若松市5人、二本松市4人、伊達市3人、川俣町2人、白河市、須賀川市、田村市、鏡石町、塙町、石川町、小野町、楢葉町が各1人、東京都2人、宮城県1人。感染経路不明は30人。郡山市と伊達市の判明分には、両市が29日に公表した2人が含まれる。
29日時点の入院者数は重症9人を含む288人。80人が宿泊療養しており、15人が自宅療養中。療養先調整中は82人。同日までに9人が退院し、6人が宿泊療養施設を退所した。
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