パンプトラックはペダルをこがずに、コースの高低差を利用して加速し、速さを競う競技。米国で始まった新しい自転車スポーツで、欧米を中心に近年、専用施設や競技人口が増えている。
世界選手権は2018(平成30)年に初開催され、今回が3回目となる。日本予選には男女150人が出場でき、観客も150人を上限に受け入れる予定。上位入賞の男女各4人は、10月にポルトガル・リスボンで開かれる本大会への出場権を得る。
しんちパンプトラックは昨年7月にオープンし、国内最大級の規模を誇る。3コースのうち全長315メートルのコースは、国際競技に対応できる規格を満たしている。日本予選は東日本大震災の津波で被害を受けた同町釣師地区に整備された施設にとって、初の本格的な競技大会となる。
町関係者は大会を通じた交流人口の増加などに期待を寄せている。大堀武町長は「施設を多くの人に知っていただく機会となり、にぎわいの創出につながってほしい」と期待した。
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