郡山「会場ない

郡山「会場ない」 文化センター休館中、音楽コン主催団体苦慮:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet


 「民間施設も検討したが、ここしかなかった」。全国大会につながる「市小中学校合唱祭・合奏祭」を主催する、市音楽教育研究会の山本浩会長は肩を落とす。同研究会は合唱を8月中旬に市中央公民館、合奏を9月末に宝来屋郡山総合体育館でそれぞれ行うことを決めた。
 文化センターは12月まで使用できないため、公共施設は予約が取りづらい。演奏会などで多く使用される民間の「メグレズホール」は新型コロナワクチンの集団接種会場となった。選択肢が限られる中での決断だったが、例年通りの開催には不安要素もある。
 大きな違いは合唱、合奏ともに会場や付近でリハーサルの場を確保できないことだ。各校でリハーサルを済ませる必要があるため、会場からの距離で条件に差が出てしまう可能性もある。それでも郡山五中の橋本厚子合唱部顧問は「昨年は開催すらできなかった。コンクールができることだけでも感謝したい」と話す。
 また、合奏会場の体育館について山本会長は「響き過ぎたり、逆に反響しないことなど音への影響も考えられる」と指摘。雨が降れば屋根に響くため、天候も心配材料という。
 定期演奏会を企画する高校も会場確保に奔走している。安積高合唱部は7月に文化センターで定期演奏会を予定していたが、4月末に修繕が間に合わないとの連絡を受け、代わりの会場確保に動いた。何とか市中央公民館を確保できたが、観客は200人程度しか入れないため、同じ演奏を2日間行うことにした。
 こうした現状について市文化団体連絡協議会の国分重信会長は「文化芸術は触れることで心の安らぎや生きる力になる。片方の施設が使えなくなったときにカバーできるような代替施設が必要だ。これでは音楽都市と呼ばれるのは恥ずかしい」と訴える。市の担当者は「発表の場が狭まっていることは申し訳ない。一日でも早く元の環境に戻せるように努める」としている。

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