食害にあったのは、これまでも白ワインの製造に使用していたシュロンブルガーとライヒェンシュタイナーの2品種。特にシュロンブルガーの被害が大きく、収穫期だった昨年10月の半ばまでに約1・5トンが被害に遭った。防犯カメラには同社の畑にクマ1頭が侵入する様子が映っていたという。
同社はクマが好んだことを生かそうと、シュロンブルガーのマスカットやライチのような甘く濃い香りが強く出るよう2種類のブドウをブレンド。甘口に仕上げた。ラベルにはQRコードを印刷してあり、スマートフォンで読み込むと、同社の畑にクマが侵入する動画を見ることができる。
同社製造部の寺沢文也次長(34)は「下北半島でもおいしいワインを作っていることを県外の人にも知られるきっかけになってほしい」と期待する。
計5000本を出荷予定で、1本720ミリリットル入り2530円(税込み)。問い合わせはサンマモルワイナリー(0175・42・3870)。
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