2021年06月16日08時00分
新トップお披露目の公演「レビュー 夏のおどり ＳＴＡＲｔ」への意気込みを見せる楊琳＝大阪市の大阪松竹座
レビュー劇団「ＯＳＫ日本歌劇団」の新トップスターに就任した楊琳（やん・りん）のお披露目公演となる「レビュー 夏のおどり ＳＴＡＲｔ」が、大阪松竹座（大阪市）で上演されている。開幕前に取材に応じた楊は「とてもワクワク、ドキドキしている。劇団員一同、真心を込めてお届けしたい」と語った。
時には情熱的に、時にはコミカルに―。楊の魅力をちりばめた洋舞レビュー２幕の後、恒例の劇団テーマ曲「桜咲く国」を披露する構成。第１幕では、前トップスターの桐生麻耶と踊り、劇団を任されるかのようなシーンも見どころだ。
「手と手を合わせると『託した』という感じが（桐生から）伝わってくる。気を抜くと、こみ上げるものがあり、改めて受け継ぐという感じがします」
同歌劇団が松竹楽劇部として誕生してから１００周年を迎える２０２２年には、大阪松竹座（２月）、東京・新橋演舞場（３月）、京都・南座（７月）で記念公演が行われることも発表された。団をけん引する立場となった楊は、「（この節目に）自分が在団していることが奇跡。今回のお披露目公演と１００周年をもっともっと背負って爆走したい」と決意を新たにしている。
「レビュー 夏のおどり ＳＴＡＲｔ」は大阪松竹座では１８日まで。８月５日～８日まで、東京・新橋演舞場でも上演予定。
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