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10cmの仏様、インスタで反響 病きっかけに「懸仏」制作の道へ

柔らかなピンクで彩られた地蔵菩薩懸仏(左)と、物を古く見せる「エージング塗装」が施された千手観音菩薩懸仏=いずれも中村さん提供  小皿ほどのサイズの木の板に、ちょこんと鎮座するパステルカラーの仏像。古来、寺社の壁や柱に掛けて礼拝されたと伝わる仏像「懸仏(かけぼとけ)」の現代版を、奈良県大和郡山市の彫刻家、中村駿さん(31)が制作している。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で「可愛らしい仏様の姿に癒やされる」などと話題を集めており、7月下旬からは東京都内で個展が開かれる予定だ。【加藤佑輔】  懸仏は銅などの円板に仏像を取り付けたもので、鎌倉・室町時代に盛んに制作され、寺社などに奉納された。神と仏を一体のものととして考える「神仏習合」の信仰の中で生まれた�

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