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　宮城県議会6月定例会は最終日の5日、本会議を開き、水道事業の運営権を20年間民間企業に売却する県の方針を承認する議案を賛成多数で可決した。上水道を含めた3事業一体の「コンセッション方式」による民間委託に向けて大きく前進した。県は来年4月から、全国初の取り組みを始める予定。【滝沢一誠、藤田花】 　自民党・県民会議や公明党県議団が賛成の意向を示し、立憲民主党系の「みやぎ県民の声」の大部分の議員や共産党県議団などが反対した。反対討論では、金田基議員（共産）は「世界の水道事業は再公営化に向かっている」と指摘。賛成討論に立った佐々木賢司議員（自民）は「将来の世代に負担を背負わせることは避けなければならない」と訴えた。 　議長を除く54人が起立により採決を行い、利用料金の減免や�

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