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土曜日の新潟芝のレース結果、近年のアイビスサマーダッシュの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
そして、直線1000mで行われた最終R(1勝クラス)の決着タイムは54秒6。昨年のアイビスサマーダッシュの勝ち時計が54秒5だったことを思えば、かなりの好タイム。時計が出やすいコンディションであることに疑う余地はない。
とはいえ、逃げ・先行が必ずしも有利というわけではなく、速い上がりを出せる馬であれば、中団からでも間に合う感じ。また、内に進路をとって脚をためていた馬が、隊列の外めから進出してきた馬に蓋をされるケースも目につくので、その点には注意が必要だろう(千直の場合は内外が逆)。
日曜日の予報は晴れ。午後からの風向きも前日と似たような感じになる見通し。突発的な大雨でもない限りは、土曜日の傾向を踏襲する可能性が高い。内回りのレースは、意識を少し前めに寄せたほうがいいかもしれないが、いずれにせよ速い時計に対する適応力を備えていることが肝要だ。
メインのアイビスサマーダッシュについては、好位差しや、前めのポジションから長く脚を使えるタイプが優位とみる。序盤から淀みなく流れるコース形態とあって、後方からでもそれなりに差を詰めてくるが、ズブズブ決着となるのはまれ。ゆえに、中団より前めの位置取りになりそうな馬を優先したほうが、好結果につながりやすいのではないか。
枠順に関しては、千直=外枠優勢であることは周知の通りだが、なにしろ高速決着が頻発している開幕週の特殊馬場。場合によっては、「超高速化」することも考えられる。そのあたりを勘案すると、7~8枠に固執するのは考えもの。少しワイドに構えて、4~8枠あたりから軸馬を選択するのがベターのように思える。
血統的には、過去5年のアイビスサマーダッシュを振り返ると、現役時に国内の芝1200mG1で連対歴のある種牡馬の産駒、ならびに米国型の種牡馬を父に持つ馬が攻勢。連対馬延べ10頭すべてが、この2パターンのどちらかに属していた。
それに加えて、ノーザンダンサー系種牡馬(ノーザンダンサー自身を含む)のインブリードを5代内に抱えていた馬の好走頻度が高いことも特徴的。過去5年の2着以内延べ10頭全馬が該当する。父方のトレンドと合わせて押さえておきたい傾向だ。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(4~8枠)の要点をともに満たしているのは、(7)グレイトゲイナー、(11)ロードエース、(12)ライオンボス。よって当欄では、この3頭を連軸候補として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】

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