RICOH THETA+スマホでバーチャルツアーの作成が可能に--リコー「RICOH360 Tours」
RICOH360 Toursは、2018年5月から北米で展開していた「RICOH Tours」をベースに開発され、2020年7月に海外市場で提供を開始したクラウドサービス。
同社の360度カメラ「RICOH THETA」とインターネットに接続されたPCまたは、スマートフォンを利用し、360度の画像で構成されるバーチャルツアーを制作・公開できるのが特徴。同社によると、不動産物件の内見や施設紹介など、さまざまな用途に対応したバーチャルツアーの作成が可能だとしている。
なお、同サービスの国内市場への展開にあたり、海外市場で求められる汎用的な機能に加え、新たに人工知能(AI)が360度パノラマ画像にコンピューターグラフィックス(CG)家具を自動配置する「AIステージングβ版」を追加。
また、独自のAIによる超解像、明るさ補正、動画生成、画像切り出しなど、利便性の高い機能を搭載。さらに、物件紹介Webページの作成、バーチャルツアー内フォーム機能、アナリティクス機能、ビジネスカードなどの機能も備えている。
料金プランは、「Proプラン」(税別4000円/月)と「Businessプラン」(税別6000円/月)の2種類を用意。いずれも公開上限数、月間PV上限数、データ保存量は無制限で利用できる。AIステージングβ版については、Proプランが20枚取り込み画像/月、Businessプランが100枚取り込み画像/月に対応する。
加えて、14日間無料で利用できる「Freeプラン」(AIステージングβ版が10枚取り込み画像)も用意する。
同社は、2014年から日本市場において、バーチャルツアー作成サービス「THETA 360.biz」を提供。大規模ポータルサイトなどとのAPI連携、請求書払い対応など、日本市場に特化したサービス開発・展開している。
不動産・広告・建設・教育など、さまざまな分野で活用されているが、「公開上限数を気にせずにバーチャルツアーを作成したい」「比較的小規模の職場でも気軽に利用したい」といった声があったことから、「RICOH360 Tours」の国内展開を決定した。
同社によると、新型コロナウィルス感染症の影響により、不動産分野を中心に非対面での営業などニューノーマル(新常態)な経済活動が急拡大。バーチャルツアーの需要は全世界で伸長しており、RICOH360 Toursは現在、全世界で3万を超える利用があるという。
今回の国内展開開始により、サービス展開をさらに加速させ、2022年度末にグローバル市場で30万ユーザー突破を目指すという。
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