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豊かな里山守りたい ボランティアと耕作放棄地で酒米作り 奈良 : comparemela.com
豊かな里山守りたい ボランティアと耕作放棄地で酒米作り 奈良
大阪府出身。大学の農学部を卒業、建設コンサルタント会社に入り、緑化部門に配属された。ダム建設地で緑化作業を担当する中、「自然に大きく人の手を加えて形ばかり緑を添える、そんな仕事に疑問を覚えた」。
「いつかは農業を」という思いの実現に向け、2002年に退職。県の農業大学校で研修を受け、翌年、標高約500メートルにある御所市の畑を1枚借り受けた。水源に近く清らかな湧き水の流れる土地。「きれいなまま水を土に還したい」と農薬は使わないと決め、最初は野菜作り、3年目からは米作りを始めた。
里山で酒米や野菜の無農薬栽培に取り組む杉浦さん=奈良県御所市で2021年6月24日午前9時27分、高田房二郎撮影
真摯(しんし)に土と向き合う杉浦さんの姿に、土地を貸してくれる人は増えていった。一方、虫のためブロッコリーやキャベツを全量廃棄する事態や、獣害にも見舞われた。
5年前、転機が訪れた――。就農して10年たっても、採算はとれず農家経営の厳しさは変わらない。「農業で食べていくのはやはり無理か」。一人の力の限界を感じていた。
「酒米を無農薬栽培にしたい。その代わり『風の森』のファンに呼びかけて、田植えや草むしりに力を貸してもらえないか」。油長酒造に相談したところ、快諾を得た。NGOを通してアジアやヨーロッパからの海外ボランティアを受け入れる話も持ち上がり、「すべて一人で背負わなければ、というこだわりが解けた」という。
多い時には数十人のボランティアの手を借りながら、田や畑を切り盛りする。杉浦農園で作った酒米を油長が仕込み、できた「風の森」を杉浦さんが売る「農家酒屋」も始めた。
杉浦さんは「ボランティアには当初、手伝ってもらって申し訳ないという気持ちでいたが、反対に『都会では出来ない体験の機会をもらいありがとう』と言われた。いろいろ試みながら里山の価値を見いだし、それを提供することで、日本の原風景を守っていければ」と語った。
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