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 私が子どもの頃は、英会話教室も英会話教材もほとんどなく、中学から一教科として英語に触れる程度だった。塾に通ったこともあるが、英会話ではなく、定期テストや英検対策のためだけだった。高校1年の時、オーストラリアに1カ月ホームステイをしたが、会話ができた、という実感はほとんどなく、誰かが言った言葉を繰り返した記憶しかない。私が英語で不自由なく話せるようになったのは、高校卒業後、米国で生活したおかげだ。
 私はこの経験から、学校での基礎教育があれば大人でも英会話力は向上するという信念があり、これまでわが子の子育てで英語を重視してこなかった。たまたま子どもが幼い時に駐在が重なったが、その時も日本人の先生から日本語で教育を受けられる幼稚園を迷わず選んだ。自分の経験と、駐在事前研修で海外の教育事情に詳しい講師から「駐在時に外国語を身に付けさせたくても、読み書きを経験しない年齢では帰国後に定着しないので、無理をさせないように」と聞いたことも大きかった。
 実は、最初はこの「定着しない説」は半信半疑だった。しかし、現地の幼稚園でしっかり英語を話していた知人のお子さんが、日本帰国後にほとんど話せなくなった、という話や、逆に米国で国際結婚した友人や日本人カップルで永住を決意した友人の子どもたちが、日本語の幼稚園で不自由なく日本語を話していても、就学後に日本人学校に行かなくなってしまうと、家でどんなに親が日本語で話し掛けても英語で返ってくるようになった、という話を聞いて、読み書きは会話力の定着に大きな影響があると裏付けられたのだ。
 もちろん、幼い時から英語を習うことのメリットもあると思っている。リスニングと発音に関しては、やはり幼い時からの慣れには勝てないと思うことが多々あるからだ。わが子は小学校から英語イマージョン教育(英語以外の教科も英語で学ぶこと)を受けているが、やはりその学校の子どもたちの聞く力と美しい発音にはかなわない、と思ってしまう。ラジオから流れてくる洋楽をすぐに理解して歌い始める子どもたち。うらやましい限りだ。
 ところで、英語を話せるということは実は英語力の有無だけではない。次回は英語力プラスアルファとして、話すために必要だと思っていることを紹介したい。

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