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二重の構えでのとりくみは統一的に進められる
 幹部会報告は、全体として“都議選の教訓をふまえて、リアリティーと説得力のある方針だ”と受けとめられました。
 埼玉の荻原県委員長は、「なかなか課題が進まない。どうしたら70万の得票目標に向かっていくんだろうかと、いろいろな悩みもあった。…とくに私が受けとめたのは、『いまの自力でも勝利するための活動』に思い切って力を入れる。同時に『自力そのものをつけるための活動』、二重の構えでとりくみに知恵と力をつくすという、この提起が非常に胸におちた」と発言されました。そして、埼玉の経験に照らしても、4月に富士見市議選で、得票率を伸ばして議席を伸ばした。その最大の教訓が、「担い手づくり」で、大量政治宣伝と担い手を増やす活動に徹底してとりくんだら、前回落選した新人候補が4割増の得票をとって勝利できたということでした。
 また、荻原県委員長は、「二重の構えは統一的に進めることが可能ではないか」とも述べました。担い手になってもらえた人に、もっと担い手になってもらうのは党に入ってもらうことだ。あるいは「赤旗」を購読してほしい、読者を増やしてほしいという担い手にもなると、非常に深く今回の提起を受けとめていただいたと思います。
 同時に、率直に言って、全体の討論でいうと、「担い手づくり」「折り入って作戦」を、「いまの自力でも勝利する活動」として重視しようということは、かなり議論が深まり、歓迎もされたと思いますが、党勢拡大の問題、党づくりの問題について、どれだけの構えと決意をもってこの課題にとりくんでいくのかについては、率直に言って十分に議論されたとは言えないのではないか。ここは、これからの各地での討議で、より深める議論を徹底して行っていただきたいと思います。
立ち止まることなく、一気に徹底し「二つの目標」へ飛躍を
 そのうえで強調しておきたいのは、今日の方針は、決して「仕切り直し」の方針ではないということです。
 私も報告の冒頭で、これは6月2日の常任幹部会の「訴え」以来の方針と都議選のたたかいの教訓をふまえて、今のとりくみを加速することが会議の主題だと述べました。“立ち止まって仕切り直しをする”ということではなくて、一気に会議の徹底をはかりながら、「二つの目標」をやりぬく活動で、実際に日々飛躍をつくっていく。これを同時にやろうということを、会議の実践の大事なポイントとして強調しておきたい。立ち止まらずに突き進もう、勝負の夏にむけて全力で走ろうということを、よびかけたいと思います。
7月、8月は、党の命運を左右する時期になる
 会議では、志位和夫委員長が中間発言を行い、7月、8月は党の命運を左右する時期になると、三つの点を強調しました。
 一つは、総選挙勝利にとって正念場中の正念場の7月、8月だということです。今までは、“解散となってから本気になる”ということになりがちでしたが、それでは勝てません。特に共闘の時代の選挙では、共闘の成功と党の躍進を両立させなければならない。そのためには、解散までのとりくみが決定的だと、今の時期がまさに選挙勝利にとって正念場中の正念場です。得票目標・支持拡大目標を「本気の目標」にしていく。そして、「いまの自力でも勝利するための活動」に思い切ってとりくみながら、「自力そのものをつけるための活動」に力を注ぐ――二重の構えで進もうということです。
 二つ目に、コロナから国民の命を守るうえでも、大きなヤマ場になる7月、8月だということです。今日の東京の新規感染者数も大幅に増えております。非常に深刻な事態が日々進展しています。党として、これまで以上に国民の命を守るために、どんなタブーもなく主張し行動することを徹底して貫いていく。そのなかで「二つの目標」をやりきっていく7月、8月にすることを訴えたいと思います。
 三つ目に、“鉄は熱いうちに打て”、都議選勝利の流れを絶対に中断させずに発展させる7月、8月にしようということです。東京の田辺都委員長が、「都議選をたたかって東京の政治状況は一変している。今の東京都は2カ月前の東京と変わっている」と発言されました。志位委員長が発言したように、それは東京だけの問題ではないと思います。全国の政治的な空気も変わっている。この時期にこそ国民の中に打って出ていこうということを強調したいと思います。
8月末まで、チャンスを生かそう
 長野の鮎沢県委員長は、「今日の会議は非常にタイムリーな会議だと思う。同時にチャンスだとも思った」と発言されました。前回17年の総選挙の時は、9月に入って突然解散・総選挙になり、超短期決戦だった。ところが、今度は8月末まで40日以上ある。勝利の土台をつくれるし、これをつくれれば比例でも、野党共闘でも勝利の展望を切り開ける。「このチャンスを生かして『二つの目標』を8月末までにやりきりたい」と言われました。
 明日から8月末までは42日間あります。総選挙の選挙運動期間は12日間ですから、総選挙3回分以上あるわけです。いろんなことができる期間だと思います。
 2017年の総選挙のときは一体どうだったか。解散・総選挙という話が突如浮上して、9月17日に常任幹部会の緊急の「訴え」を出しました。21日に緊急の全国都道府県委員長会議を開催し、解散・総選挙に備えようという提起をしました。そして9月28日に解散、10月5日に第2回中央委員会総会・全国決起集会、そして10月10日公示、10月22日投開票。まさに解散という話が浮上して、1カ月の間に一気に動きが進みました。その時に比べれば、この7、8月という期間というのは本当に「チャンスの期間」ではないでしょうか。
 やれることはすべてやりきる、そういう7、8月にしましょう。志位委員長が提起したように、党の命運を左右するこの7、8月に大きな前進を勝ちとるたたかいを、ご一緒に進めていくことを訴えます。
担い手づくりとともに、7月から党勢拡大で必ず大きな前進を
 宣伝、対話、支持拡大、担い手づくりを、急いで5倍、6倍の規模に一気に引き上げなければなりません。
 党勢拡大の現状はどうか。入党の働きかけや入党の申し込みは、2中総後最も勢いをつくった5月と比べて、5割台、6割台にとどまっています。「しんぶん赤旗」読者拡大も、日刊紙、日曜版とも前進した5月の8割台にとどまっています。このままでは、7月の前進すらままならない状況です。しかも、今月は、前進はもちろん、前回総選挙時の回復に向けて大きな前進が必要な7月になります。ましてこの7月に後退するようなことは、絶対にあってはなりません。担い手づくりのとりくみとあわせて、党勢拡大で見るべき結果を必ず出していこうではありませんか。
 22日からの4連休が、この会議の実践が試される最初の正念場となります。はじめに申し上げたように、立ち止まらずに一気に会議の中身を徹底して、「二つの目標」をやりぬく勢いを7月から必ずつくり出そうではありませんか。そのために、常任幹部会も全国の都道府県委員長のみなさんと心ひとつに頑張りぬく決意です。お互いの決意を固めあって、会議のまとめとしたいと思います。ともに頑張りましょう。

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