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2021年7月26日(月)
古民家に「寺子屋亀楽」を開いた市民団体のメンバーら(下)「寺子屋亀楽」で琴の演奏や風鈴づくりの教室が開かれた=土浦市中央
茨城県土浦市の歴史的な建物が残る中城地区(同市中央)にある古民家について、まちづくり団体が“寺子屋”としての活用を始めた。古民家は同市の地理学者で教育者、沼尻墨僊(ぼくせん)(1775〜1856年)の開いた寺子屋跡と同じ一角にあり、団体は琴や習字などの習い事の場に提供する。団体は「歴史ある場所を見直して地域活性化のきっかけにしたい」と意気込んでいる。
団体は「土浦界隈まちづくり研究会」。同所の不動院、琴平神社の境内一角にある古民家を借り、「寺子屋亀楽」を7月までに開いた。古民家は敷地面積約330平方メートルで、昨年から空き家になっていた。土浦城(亀城)跡に近く「気楽に人が集まれるように」と名付けた。平屋の居間や客間で琴や書道の教室を開く。地域の祭事の際にもイベントを行う。17日には「たなばた夕市」として風鈴づくり教室を開いた。琴教室講師の高梨美香子さんが「学長」を務める。
団体は隣接して同じく古民家を改修した「井戸端庵」「コミュニティーサロン聚(しゅう)」も活用している。地域は旧水戸街道の宿場町の中心だったところ。江戸時代の蔵を使ったカフェや観光案内所、物産店もあり、歴史文化と観光の集積地でもある。
江戸時代の寺子屋では町人の子弟に読み、書き、そろばんなどを教えていた。沼尻墨僊は多芸多才で温厚な人柄だったため、遠くからも入門者があり、県南最大の寺子屋となったという。
染色教室を開く染色家の関将史さん(31)は「地域の人の人柄に引かれ参加した。いろんな世代の人が集まって交流できる魅力がある」と語った。同研究会の稲葉豊実さん(63)は「表通りから入った静かな場所で、新型コロナの状況でも密にならない取り組みを目指したい」、伊藤春樹さん(68)は「まちや文化の財産を伝え、発信する拠点にもしていければ」と期待を込めた。
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