性的暴行「若気の至り」なの？許される男性、絶妙に風刺：朝日新聞デジタル

ビリー・アイリッシュのインスタグラムから
　アジア系なまりをちゃかしているような姿も映っているが、13、14歳の頃の映像で、当時はふざけて（goofing　around）こういう話し方をすることがあったとした上で、「無知や当時の年齢は、人を傷つけてしまった事実の言い訳にならない」とつづっている。
ビリー・アイリッシュがインスタグラムのストーリーで発表した謝罪
　過剰な取り締まりは、バックラッシュも呼んでいる。FOXニュースなどの保守メディアは、差別発言の主体に降板や不買を求める「キャンセル・カルチャー」は嘆かわしい言論封殺だとして、リベラル批判のマジックワードとして振り回す。
　キャンセル・カルチャーの背景には、若い世代の司法制度への不信（要するに「悪い人が法で裁かれないので声を上げるしかない」）があるが、問題発言や行為をした人が「なぜそれが問題なのか」を学び成長する機会を一切与えなくなってしまう土壌は、SNSを使ったデジタル・アクティビズムの負の側面だとも言える。
　めまぐるしく情報が飛び交う時代、映像制作はどう変わっているのか。
ネットフリックスに、2010年代のドラマ史を代表する名作と評価されるアニメがあります。主人公は素行の悪い中年男性。#MeToo以後の世界で、彼はどう描かれるのか。社会正義との向き合い方を探りました。

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