ワクチン供給 25％が「足りない」「今後不足」 鹿児島県内市町村　「足りている」は離島中心に50％　新型コロナ | 鹿児島のニュース | 南日本新聞

拡大　新型コロナウイルスのワクチン接種で、鹿児島県内４３市町村のうち、２５．５％に当たる１１市町が国からのワクチン供給が「足りていない」もしくは「今後、不足する見込み」とみていることが６日、南日本新聞の調査で分かった。離島を中心に２２市町村（５１．１％）は「足りている」と回答。国から供給スケジュールが示されないことから、１０市町（２３．２％）は「今後の状況が見通せない」とした。
　調査は７月５～６日に実施。（１）ワクチン供給は足りているか（２）足りていない場合の対策（３）国への要望－を尋ねた。回答に応じ、「足りている」「足りていない」「不足見込み」「見通せない」に分類した。「足りている」とした市町村を除き、ワクチンの供給態勢を早急に示すよう国に求める声が相次いだ。
　「足りていない」と答えたのは指宿、日置、南さつま、志布志、喜界の５市町。指宿市は、医療機関１カ所当たりの接種を１週間で１００人程度に抑えている。６０～６４歳の接種券発送は当初予定の７月中旬から下旬にずれ込む。
　鹿児島、出水、曽於、霧島、姶良、中種子の６市町は「今後、不足する見込み」と回答。曽於市は８月以降は足りない状況になるとの見方を示し「当面、１回目の予約を停止するしかない」とした。
　「今後の状況が見通せない」のは鹿屋、枕崎、阿久根、薩摩川内、いちき串木野、伊佐、さつま、湧水、大崎、東串良の１０市町。伊佐市は高齢者と優先接種者のワクチンは足りているものの、６４歳以下の一般接種分の見通しが立っていない。
　喜界町と中種子町以外の離島と垂水、南九州、錦江、南大隅、長島、肝付の２２市町村は「足りている」と回答した。三島村は希望者全員が接種を終え、十島村も希望者の９割以上が終えた。

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