comparemela.com


拡大 陸上男子短距離の白石黄良々(25)=セレスポ、出水市出身=が4日、鹿児島市であった県選手権に出場した。2019年の世界選手権400メートルリレー銅メダリストは度重なる故障に苦しみ、目標だった東京五輪出場を逃した。「もう一度、鹿児島から世界を目指す」。再起を懸け、故郷で新たなスタートを切った。
 世界選手権の後、アキレス腱(けん)や太ももなどを相次いで故障。結果が出ない日々が続いた。東京五輪の最終選考会となった6月の日本選手権は、100メートルを回避し200メートルに絞って臨んだ。しかし、万全とは程遠かった。持ち味である中盤の伸びは影を潜め、自己ベストより1秒以上遅い21秒66。予選敗退に終わった。
 「(結果が)駄目なら陸上を辞めるか、今のコーチの下を離れてゼロから始める」という強い覚悟を持って臨んだ日本選手権。東京五輪出場はかなわず、失意を味わった。
 心を動かしたのは、一緒に練習を積んできた多田修平(住友電工)の存在だ。100メートルで悲願の日本一に輝き、五輪代表を射止めたライバルからレース後、「次の世界選手権に一緒に出て、バトンをつなぎたい」との言葉をもらった。「こんなところでは終われない」。刺激を受けた。
 五輪を逃した今、「失うものは何もない。ここから積み上げていくだけ」と前を向く。「故障の影響で筋肉量が4キロ近く落ち、体力やパワーが全く足りていない」と分析。一方で、苦手だったスタートの技術などは「以前とは別物というくらい良くなっている」と手応えも感じている。
 五輪出場へ飛躍を期した昨季、最初のレースに選んだ県選手権。今季は再スタートの場として臨んだ。4日の100メートル決勝。力強い走りで優勝し、トップ選手の意地を示した。
 次の目標を22年の世界選手権に定め、さらに24年のパリ五輪も見据える。「東京五輪で果たせなかった思いを全部ぶつけたい」。地元の声援に応えるため、そしてライバルとの約束を果たすため、復活への一歩を踏み出した。

Related Keywords

Japan ,Tokyo ,Paris ,France General ,France ,Mora Tsu ,Tada Shuhei Sumitomo ,Olympics ,Olympics Kagoshima ,News South Japan ,Whitecap Stadium ,Sun Kagoshima ,Tokyo Olympics Entries ,Newi Start ,Tokyo Olympics ,Owa Tsu ,Tada Shuhei Sumitomo Electric Works ,Paris Olympics ,ஜப்பான் ,டோக்கியோ ,பாரிஸ் ,பிரான்ஸ் ,ஒலிம்பிக்ஸ் ,டோக்கியோ ஒலிம்பிக்ஸ் ,பாரிஸ் ஒலிம்பிக்ஸ் ,

© 2025 Vimarsana

comparemela.com © 2020. All Rights Reserved.