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 その結果、消費者に健康的なイメージを与えることに成功し、健康器具の売り上げも増加したという。その戦略がいかに優れていたのか、岸氏が説明していると、突然、渡邊が割って入ってくる。そして岸氏も舌を巻くほど、より詳しい解説を繰り広げる渡邊の積極的な姿勢に、横にいる濱口はすっかり気圧(けお)されてしまい、苦笑いを浮かべる。
 話題は変わり、“タレント・濱口優”のイメージについて考察が始まる。MCのアリタ哲平(有田哲平)によれば、かつておバカなキャラクターで注目を集めた濱口は、実はイメージ戦略として、あえて“おバカを演じていた“のだという。意外な真実に渡邊ら出演者一同が感心していると、スタジオに、ある児童学習塾の代表が現れる。濱口が本当は頭脳明晰(めいせき)な人物だといううわさを聞きつけ、塾のCMのイメージキャラクターに起用したいというのだ。そこで急きょ、濱口の賢さを実証すべく、学力テストを行うことに。かくして、濱口VS渡邊の頭脳バトルの幕が切って落とされる
 収録を終えた渡邊が、コメントを寄せた。
――『脱力タイムズ』初登場の渡邊さんですが、収録を終えた感想は?
今まで何回かバラエティー番組に出演させていただいてますけど、今回はこれまでで一番、気を張りました! この番組は、ゲストの芸人さんの面白さがより伝わるように、僕は“振り”に徹さないといけないわけで、その位置の取り方がすごく難しかったです。でも、憧れだった『全力!脱力タイムズ』は、こういう空気の中で作られているんだなって、肌で感じることができて面白かったですね。とてもいい経験になりました。
――今回、セリフもかなり多かったようですね。
多かったですよね~、なかなかカロリーの高い仕事でした(笑)。僕は、バラエティー番組に呼んでいただいた時は大抵、台本はあまり読み込まずに本番に臨むようにしているんです。事前に余計なことを考えないほうが、うまくいくような気がして。でも今回は、覚えざるを得なかったですね(笑)。もちろん、セリフをたくさん覚える覚悟はしてたんですが、あそこまで完璧な台本があるとは思ってなくて…。だってもはや、コントを撮ってるようなものじゃないですか!? まさに40分間におよぶ長尺のコントですよ(笑)。
――そんな中、ご自分で「ここはうまくできたな」というところはありますか?
――ゲストの濱口さんの印象は?
――では、有田さんの印象は?
有田さんとは、何度かバラエティーでご一緒させていただいてるんですが、『全力!脱力タイムズ』の有田さんは、ちょっと独特で、いつもと違う雰囲気がありますよね。何か別のギアが入ってる感じがしました。他の番組だと、相方の上田(晋也)さんがMCをされていて、有田さんは僕らゲストと横並びで、パネラー的な立ち位置にいらっしゃることが多いじゃないですか。で、そのパネラーの席で“お笑い仕事人”の有田さんがトークにオチをつける、という(笑)。だけど、この番組ではMCの役割を完璧にこなされていて。パネラーとMC、両方できるって本当にすごいなと、改めて思いました。
――最後に、今回の『全力!脱力タイムズ』の見どころを教えてください。
やはり一番の見どころは、濱口さんをめぐる、みなさんのチームプレーですね(笑)。有田さんはもちろん、岸先生も齋藤先生も、小澤アナウンサーも、それにスタッフさんも含めて、番組に関わっている方たち全員が一丸となる瞬間が何度も出てきますので、ぜひ注目してください。“これが日本のテレビバラエティーじゃい!”みたいな(笑)、『全力!脱力タイムズ』という番組の底力を感じていただけるんじゃないかと思います。
――渡邊さんご自身の「ここを見てほしい」というポイントは…?

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