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東北の高校生、富士山頂に立った　田部井淳子の思い継ぎ：朝日新聞デジタル

　富士宮ルートの6合目（標高約2490メートル）の山小屋に前夜から宿泊した高校生は、午前2時半に霧の中をスタート。真っ暗な道をヘッドライトで照らしながら進んだ。天候も回復し、眼下に雲海を眺めながらの登山になった。 　3千メートル付近で体調を崩す高校生もいたが、田部井さんの長男・進也さん（42）や医療班、登山ガイドらスタッフ計15人がサポート。一歩一歩、上を目指し、全員が午前10時前に標高3776メートルの最高峰、剣ケ峰に到着した。登山には田部井さんの夫で名クライマーとしても知られた政伸さん（79）もサポーターとして参加し、登頂を果たした。 　仙台二華高校2年の堀江麻結子（まゆこ）さん（17）は「もうやめたいと思った時にスタッフや仲間が励ましてくれた。日本一の山に登った喜びより、そのことが

東北の高校生14人、富士山登頂　登山家・田部井さんの遺志継ぎ：福島民友ニュース：福島民友新聞社 みんゆうNet

　福島市の１人と宮城県の１３人の計１４人の高校生が参加。高校生たちは足元に広がる雲海に歓声を上げるなどしながら、共に助け合いながら歩を進めた。頂上では達成感でいっぱいの様子だったという。同日は山小屋に宿泊し、２９日に山を下りる。 　同行した田部井さんの長男進也さん（４２）は福島民友新聞社の取材に「高校生たちは新型コロナウイルスの影響によるさまざまな制限に従ってくれた。意識の高い生徒たちで、社会に出てからの活躍が楽しみだと感じた」と話した。タレントのなすびさん（福島市出身）も同行した。 　東日本大震災で被災した東北の高校生が富士山頂を目指すプロジェクトで、田部井淳子基金の主催。田部井さんが震災後の２０１２（平成２４）年から毎年実施し、田部井さんが１６年に亡くな�

田部井淳子さんの遺志継いで　東北の高校生が挑む富士山：朝日新聞デジタル