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ANA・JALは国際線需要急増も　水際緩和、残る「3回接種」の壁

海外から「鎖国」とも評されてきた日本の厳格な新型コロナウイルスに対する水際対策が解消に向かっている。9月7日には1日当たりの入国者数の上限が大幅に引き上げられた。政府は上限の撤廃や一部の国と地域を対象とした、短期滞在時のビザ免除措置の再開などといった一層の対策緩和も検討しているようだ。航空各社の国際線需要の回復ペースも加速しつつある。一連の方針転換や円安を追い風にインバウンド（訪日外国人）客が増加していけば、一定の経済効果や円安の抑止効果が見込める。ただ「インバウンド特需」の再来は一筋縄ではいかない。その理由の一つが「ワクチン」にある。