テック分野のLGBTQ+の人々を支える米国の団体13選(前)
Credit: Ludovic Bertron from New York City, USA (CC BY 2.0)
ダイバーシティが乏しい企業では、少数派の従業員は疎外感を覚え、不安すら抱くことになる。LGBTQ+の人たちも当然そうだ。米Blindの調査結果によると、自分の職場がLGBTQ+の従業員にとってセーフスペースだと思うと答えた割合は、LGBQの回答者では76%、トランスジェンダーやジェンダー・ノンコンフォーミングの回答者では64%止まりだった。また、自社の経営陣や幹部の中に自分の性的指向やジェンダーの代弁者がいると認識している人は、それぞれ35%と41%にとどまった。
近年のテクノロジー業界は、職場のダイバーシティを高める取り組みに力を入れてきてはいるものの、LGBTQ+の人々にとっては、まだ改善の余地は大きい。こうした面で平等の促進を目指している団体はいくつかあり、トランスジェンダー、クィア、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、ジェンダー・ノンコンフォーミングのITワーカーのためのコミュニティ作りや支援に取り組んでいる。そうした米国の13の団体を紹介する。
Lesbians Who Tech
LGBTQ+コミュニティに門戸を開いている団体で、女性、ノンバイナリー、トランスジェンダー、ジェンダー・ノンコンフォーミングの会員が7万人いる。テクノロジーの仕事に携わるLGBTQ+の人々を結び付けることや、クィア、女性、トランスジェンダー、ジェンダー・ノンコンフォーミング、有色人種のリーダーを表舞台に登場させることを目指している。また、テクノロジーのキャリアを志すLGBTQ+の女性やノンバイナリーの人を対象とした奨学金制度「Edie Windsor Coding Scholarship」も実施している。
LGBTQ in Technology Slack