comparemela.com

Card image cap


 そのカギは都議選のたたかいのなかでつくりだした、すぐれた教訓のなかにあります。
 その中から、特に総選挙に生かすべきこととして、つぎの五つの点を学んで、7月、8月からただちに生かし、活動を発展させることとして、全党に訴えます。
(1)目標への執念――総選挙比例「850万票、15%以上」の目標に魂を入れよう
 第一は、自ら決めた政治目標・得票目標を、本気で、責任をもってやりぬく目標――生きた目標として魂を入れ、党支部と党機関全体の固い決意とし、それをやりきる具体的戦略と手だてをとりきることです。
 都議選では、定数2、3の選挙区や現新交代の選挙区の容易ならざるたたかいで、勝利をかちとった一連の選挙区が生まれました。そのとりくみに共通しているのは、議席獲得のための政治目標・得票目標達成への執念に満ちたとりくみです。文京、日野、八王子などの選挙区では、新人候補の押し上げには、宣伝や支持拡大でこれまでの1・5倍のとりくみが必要だということを党組織の共通の決意とし、本気で1・5倍をやりぬく構えでの猛奮闘が展開されました。
 こうしたとりくみを、全国が必勝区となる総選挙で、全国どこの党組織でも行おうではありませんか。「850万票、15%以上」の比例得票目標を、すべての支部、自治体・行政区、地区、都道府県が、本気で、責任をもってやりぬく自らの生きた目標として魂を入れ、それをやりぬく執念をもったとりくみを心から訴えます。
 都議選のたたかいは、小さな選挙区ごとに候補者の当落が決まる選挙であり、それぞれの党組織は、それを「自らの選挙」として大奮闘しました。この「自らの選挙」という構えのたたかいを、総選挙では全国規模で発展させることが、勝利にとって決定的に重要です。
 総選挙の比例代表選挙は、日本共産党そのものが候補者の選挙であり、全国すべての支部、地区、都道府県の奮闘が、11の比例ブロックの候補者の当落と直接むすびつくたたかいとなります。都議選を上回る構えで、全国すべての党組織が、比例代表選挙を「自らの選挙」として、議席獲得、得票目標達成への執念をもってたたかいぬこうではありませんか。
 とりわけ、得票目標をすべての支部で決定し、その実現に本気になってとりくめるかどうかは最大のカギとなります。得票目標・支持拡大目標の決定支部は、67・6%にとどまっています。目標を決めた支部も、本気でその目標をやりぬく構え、戦略、手だてをとることが大切です。ただちに全支部が得票目標・支持拡大目標を決め、その実現のための具体化をはかりましょう。職場支部、運動団体グループ、困難を抱えた支部に、党機関が担当者を決め、親身な援助をつくしましょう。
 「わき目もふらず、比例での党躍進のための活動に力を集中」するという2中総決定の構えを堅持することが引き続き重要です。絶対に「共闘の様子見」「共闘頼み」に陥らず、比例候補、小選挙区候補が先頭にたって奮闘し、「比例は日本共産党」と広げに広げて、党躍進の勢いをつくりだしましょう。「比例を軸」に党躍進の勢いをつくりだしながら、小選挙区での勝利をめざして奮闘しましょう。
(2)いまの自力で勝利するカギ――ポスターをはじめ宣伝戦の抜本的強化と一体に、「折り入って作戦」に徹底的にとりくみ、300万人規模の担い手をつくろう
 総選挙で勝利をかちとるためには、「いまの自力でも勝利するための活動」に思い切ってとりくみつつ、「自力そのものをつけるための活動」に力をそそぐ――こうした二重の構えでのとりくみにあらゆる知恵と力をつくすことが大切です。
 その「いまの自力でも勝利するための活動」の一つとして、思い切って力を入れたいのが、ポスターをはじめ宣伝戦の抜本的強化と一体に、「折り入って作戦」に徹底的にとりくみ、300万人規模の担い手をつくることです。この点を第二に強調したい。
 都議選の宣伝・組織活動における最大の教訓の一つは、全都・全国の支援も受けながら、大量政治宣伝と「折り入って作戦」に、早い段階から選挙戦の最後まで徹底してとりくんだことにありました。この活動を総選挙でも大いにとりくみ、発展させましょう。
 定数2で新人候補の当選をかちとった文京区は、12万3千世帯の地域で、6月から7月にかけて8種類約100万枚のビラの全戸配布、新聞折り込みを行い、声の宣伝は20世帯に1カ所に迫るなど大量政治宣伝を徹底して行いました。市民と野党の共闘を前進させながら、対話・支持拡大では、「折り入って作戦」に力を入れ、3回実施しました。「当落線上の大激戦」という情勢判断にもとづいて、後援会員5300人に対して、1回目に4500、2回目にさらに4900、3回目にさらに4600、計1万4千セットの「依頼袋」を届けました。「広げていただけますか」と1袋、2袋渡し、多い人は5袋、10袋、中には30袋を活用してくれた人もいます。
 同じく定数2で激戦を制した日野市では、劣勢だったポスター張り出しで第1党になろうと集中的なとりくみを行い、一気に街の雰囲気を変えました。昨年の都議補欠選挙からの共闘のたたかいを生かし、立民、社民などとの共同の姿を示す宣伝とともに、抜本的に声の宣伝を強化し、16世帯に1カ所まで到達しました。「折り入って作戦」では、選挙ハガキを早くから作成し、依頼袋に入れて届け、「知人・友人のあて名を書いてください」と働きかけました。最初はちゅうちょもありましたが、「2、3枚なら」と引き受ける動きが広がり、党員とともに担い手のつながりや結びつきなどで8千枚のハガキを出すことができました。またハガキサイズの「明るい日野」(民報号外)を3万枚作製、気軽に訪問して、「このミニビラを2、3枚でも配ってくれませんか」と頼み、協力が広がりました。
 「折り入って作戦」とは、対話・支持拡大で、その時々の選挙情勢を伝え、「支持を広げてください」「何人に広げていただけますか」と気軽に声をかけ、担い手を広げる活動です。電話とともに訪問もして、くりかえし声をかけ、広げてもらえたかどうかも遠慮せず聞いてみて、担い手の広がりを掌握し意識的に推進する。ここに「折り入って作戦」の大事な意義があります。“気軽に”“率直に”“何度でも”を合言葉にして、読者、後援会員、支持者のみなさんに「支持を広げてください」と働きかけ担い手を広げる「折り入って作戦」に、思い切って力をそそごうではありませんか。
 2中総後、「担い手」は、全国的にはまだ51万人にとどまっています。2中総決定が提起した100万人の「赤旗」読者、340万人の後援会員への総当たりはもちろん、広く支持者、有権者も含めて、「折り入って作戦」の訴えを徹底して強め、8月末までに300万人規模の「担い手」をつくることを訴えます。8月末までに300万人規模の「担い手」をつくりだすことができれば、「850万、15%以上」の目標達成に向けて、確かな土台をえることになります。これをやりとげることを軸にすえて、対話・支持拡大の総量を抜本的に引き上げましょう。
 ブロック、都道府県、各分野の後援会ニュースを作成し、「いよいよ総選挙、日本共産党躍進にお力をお貸しください」と声をかけるとりくみを、ただちに始めようではありませんか。
(3)党員・読者の前回時回復・突破を――支部に新鮮な活力を得て総選挙へ
 第三に、党員、「赤旗」読者の前回時回復・突破という目標に正面から挑み、党勢拡大で上げ潮をつくりだしてたたかうことです。
 「自力そのものをつけるための活動」――党勢拡大運動を前進させてこそ、党に新鮮な活力が生まれ、選挙をかちぬく根本の力がつくられます。
 都議選でも、新入党員を迎えた支部が新鮮な活力を得て、元気に選挙戦をたたかいぬいた経験が各地で生まれました。
 品川地区委員会は、党大会後、6月までに3割の支部が28人の党員を迎え、12人が60歳未満となっています。西中延(にしなかのぶ)支部は、3年間に6人の党員を迎え、それぞれの新入党員が得意なことを生かして選挙戦をたたかいました。昨年、入党したタクシー労働者は候補者カーの運転手として活躍し、白石都議も「安心して候補者活動ができました」と述べています。エアコン取り付け工事の仕事をしてきた党員は、新たに棚をつけたりドアを修繕するなど事務所の改善で奮闘し喜ばれました。新入党員も知人・友人に支持を広げ、支持拡大数は前回選挙より2割前進させました。支部長は、「新入党員の活躍を見て党員拡大の考え方が変わった。入った党員一人ひとりの個性や得意分野を生かしてこそ元気に活動できる。新入党員の姿に励まされています」と語っています。
 八王子地区委員会は、“新人候補に代わる厳しく激しいたたかいで勝利するには、固い支持者をつくるのがカギ”との構えで、昨年3月以来、6月1日まで日曜版読者を15カ月連続で前進させ、前回時比約96%まで取り戻して選挙をたたかい、当選をかちとりました。読者を含む全後援会員への「折り入って作戦」と一体に、地域支部の約7割が「赤旗」見本紙を活用して働きかけ、支部が読者を増やし、読者とともに選挙戦をたたかう流れをつくりだしました。
 党の自力の後退をなんとしても打開しなければならないことは、都議選をたたかった東京とともに、総選挙をたたかう全国の共通の思いではないでしょうか。
 「特別期間」で入党を働きかけた支部は28・7%、新入党員を迎えた支部は8・4%、読者拡大の成果支部は61・4%でした。都議選の教訓に学び、すべての支部が入党者を迎え、読者拡大で成果をあげることにこだわりぬいて、目標達成に力をつくしましょう。
 選挙のとりくみのなかでこそ、青年・学生、労働者、30代~50代に働きかけ、党に迎えることを意識的に追求しましょう。「学生オンラインゼミ」も活用して、青年・学生のなかでの民青同盟、党員拡大を意識的に前進させましょう。
 民青同盟が、自らの切実な要求を掲げ、自分たちの選挙として総選挙をたたかえるよう、党としての親身な援助を強めましょう。
 “すべての党員の成長を保障し、その力が発揮できる総選挙に”という立場で、党の質的強化にとりくむことも重要です。党大会後に迎えた6500人の新入党員の新入党員教育修了、「党生活確立の3原則」の実践は、党大会をめざす「大運動」の入党者に比べても改善がはかられています。なかでも、50代以下の世代では、新入党員教育、支部会議の参加、日刊紙購読が全体の平均を上回っており、党に迎えた若い世代の成長を保障しようと、曜日や時間を工夫した支部会議の開催、改定綱領の学習の努力などをすすめる経験が各地に生まれています。この努力をいっそう強めましょう。
 党費納入を根幹にすえつつ、総選挙募金を思い切ってうったえ、選挙をたたかう財政的保障をつくりだしましょう。
(4)コロナ禍の選挙戦――オンライン演説会、SNS活用などに習熟を
 第四に、コロナ禍のもとでの選挙戦をたたかう上で、オンライン、SNSの活用は不可欠の活動だということであります。
 都議選は、感染拡大のさなかでたたかわれ、ネット・SNSを活用した活動への新しい挑戦が大きな力を発揮しました。オンライン併用の街頭演説会は70回を超え、ライブ視聴は3万弱、録画視聴52万回に及び、会場への参加者と合わせ、従来の演説会の規模を大きく超えました。SNSでの発信は、若い世代をはじめ、党に注目をよせる新しい層に、党の政策的訴えや議席の値打ちを届ける重要なツールとなるとともに、SNSを見て街頭宣伝に参加したり、ポスティングを手伝いに来るなど、担い手を広げ、「市民とともにたたかう選挙戦」をすすめる力にもなりました。
 都議選での経験、全国11ブロックで行ったオンライン演説会の経験も生かし、総選挙にむけて、さらに大中小のオンライン演説会・「集い」の開催と配信にとりくみましょう。SNSでの発信と一体に、現在1万4千人の「JCPサポーター」への登録を2万人へ増やし、候補者などの公式LINEアカウントの登録を目標をもって広げましょう。サポーター・勝手連のみなさんと選挙作戦・SNS作戦の知恵も一緒に出し合い、SNSの結びつきを生かした協力を今から広げようではありませんか。
(5)コロナから国民の命と暮らしを守るたたかいを

Related Keywords

Haneda , Wakayama , Japan , Tokyo , Thailand , Shenzhen , Guangdong , China , Shii , Fukui , Koike Akira , Tsu , Corona Wazawai , Bunkyo Hino Hachioji , I Promotion , Ri Or To Center , Branch On Shenzhen , Te Metropolitan Assembly , Shii Committee , Tokyo Metropolitan Assembly , Olympics , I Ri Or To Metropolitan Assembly , Te Omoiki Tsu , Region Branch , Shiraishi Metropolitan Assembly , Point Metropolitan Assembly , Hachioji District Committee , District Committee , Branch District , Omoiki Tsu Te , Shinagawa District Committee , Ya Ri , Assembly Dan , Ii Center Point , Office , Corporation Hospital , Or Metropolitan Assembly , Or To Metropolitan Assembly , Tsu Te Metropolitan Assembly , Ri Or To Metropolitan Assembly , Metropolitan Assembly , Center Point , Metropolitan Assembly Dan , New Komeito , Sunday Edition , Social Democratic , Hino Min Ho , Omoiki Tsu Te Force , River Tsu , Promotion Force , Preface Ru New , Metropolitan Corporation Hospital , Haneda New , Tokyo Road , Kaka Tsu , ஹான்ேடா , வக்காயமா , ஜப்பான் , டோக்கியோ , தாய்லாந்து , ஷென்சென் , குவாங்டாங் , சீனா , ஷி , ஃப்யூக்யூயீ , சு , டோக்கியோ பெருநகர சட்டசபை , ஒலிம்பிக்ஸ் , பகுதி கிளை , மாவட்டம் குழு , கிளை மாவட்டம் , அலுவலகம் , நிறுவனம் மருத்துவமனை , பெருநகர சட்டசபை , மையம் பாயஂட் , ஞாயிற்றுக்கிழமை பதிப்பு , சமூக ஜனநாயக , டோக்கியோ சாலை ,

© 2024 Vimarsana

comparemela.com © 2020. All Rights Reserved.