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 ●樹木とともに生き生き
 熱帯や亜熱帯原産のシダで、自然界では樹木に着生している。丸く根元に張り付くのが「貯水葉(泥よけ葉)」。水や栄養となる落ち葉を蓄え、根を保護する。シカ角の形をした葉は「胞子葉」で、光合成をして胞子を作る。指宿市の「フラワーパークかごしま」で、参事の冨永忠さん(61)に園内のビカクシダを案内してもらった。
 愛好家の間では「温度は最低10度必要」とする説が強いが、園内では冬に氷点下となる屋外でも生き生きと茂るそうだ。「気候の温暖な鹿児島ならではの光景。近くの民家で、庭木に着生させている人もいる」
 胞子だけでなく株分けで増やせることもあり、以前から愛好家の間で流通していたが、新型コロナ下の観葉ブームで人気に火が付いた。冨永参事は「今後どんどん交配が進んで種類が増え、市場はさらに拡大するのでは」とみる。
 ●まずは育てやすい品種で
 樹木にびっしりと着生する姿は、鹿児島市南栄1丁目の奄美の里でも見ることができる。園芸店シャン・ド・フルールは20年秋に観葉植物売り場を2倍に広げ、売り上げが2割ほど伸びたという。ビカクシダも多くとりそろえ、相談すれば購入したビカクシダを株分けして板に着生させる「板付け」も教えてくれる。
 グランデ、コロナリウム、リドレイ、ウィリンキーなど、ビカクシダは種類ごとに学名で呼ばれることが多い。荒木美帆子店長(51)に「初心者はこれ」とお勧めされ、ビフルカツム・ネザーランドという種類を購入。奄美の里営繕緑化課の小林薫課長(64)の指導の下、板付けに挑戦した。
 ●固定に四苦八苦
 用意したのは、鉢植えのビカクシダ、樹皮付きの薄い杉板、ミズゴケ、麻ひも。恐る恐る株を割り、根をほぐしながら土を取る。ミズゴケに水を浸透させ、軽く絞って杉皮に置く。ビカクシダを乗せ、根の部分の上からまたミズゴケを乗せていく。麻ひもで固定するのに四苦八苦したが、飛び出したミズゴケを小林さんが形よくまとめてくれた。小林さんによると、水はけと水持ちが適度にあり、でこぼこした素材の板を選ぶと根が張りやすい。「端材が一番」と勧めてくれた。
 家に帰り、早速ベランダに設置。自分で板付けしたビカクシダはひときわいとおしく、何度も眺めてしまう。ワサワサと立派に育てたい。
 ■1回目の緊急事態宣言後 空前の人気
 指宿市で主にパキラやボトルツリーを手掛ける生産者(52)も「葉っぱさえあれば、なんでも売れるぐらいの勢い。地球規模の観葉ブーム」と評した。

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